久米寺(橿原市) 真言宗発祥の寺
真言宗御室派の別格本山で京都仁和寺の別院である。山号は霊禅山。
創建は白鳳時代とされるが、開基は聖徳太子の弟、来目皇子(くめのみこ)とするなど諸説あり。
かつて修行中だった空海は密教の聖典とされる「大日経」が久米寺の東塔の下に収められていると聞きこれを感得、大日経における疑問点を解く目的で入唐したとされる。
その結果、空海は日本に真言密教をもたらしてその宗派を拡大したことから、久米寺はその端緒として真言宗発祥の聖地とされている。
多宝塔は1659年に京都仁和寺より移築されたものである。
本堂
多宝塔
観音堂
所在地:橿原市久米町502