吉田寺(斑鳩町) 通称「ぽっくり寺」
正式名称は清水山吉田寺。
天智天皇の勅願により浄土教の先駆者とされる源信(恵心僧都)が永延元年(987年)に開基。
母の臨終の際、除魔祈願した法衣を着せ、念佛を唱えるとは母親は苦しみもなくおだやかに往生したという伝承話から、源信が造顕した本尊丈六阿弥陀如来像は、長患いなく往生を遂げることができるという霊験があるとされ、通称「ぽっくり寺」として知られる。
多宝塔は奈良県域に残る数少ない重要文化財として貴重で、寛正四年(1463年)に創建され、塔内には秘蔵の大日如来像を安置している。
所在地:生駒郡斑鳩町小吉田1−1−23