弘仁寺(奈良市) 虚空蔵山中腹にある山寺
山の辺の道の東に位置する高野山真言宗の山寺。山号は「虚空蔵山」。
創建については、弘仁5年(814年)、嵯峨天皇の勅願によるとする説や大同2年(807年)に空海(弘法大師)が開基したとされるなど諸説あり。
本尊は、空海が造立したと伝承される「虚空蔵菩薩」で、他に重要文化財の「四天王立像」などが安置されている。
元亀3年(1527年)、戦国武将松永久秀の兵火により伽藍の大部分を焼失したが、寛永6年(1629年)に再興され、現在に至る。
十三歳になると厄を払い、知恵を授かる祈祷を行う「十三詣り」の行事も有名である。
明星堂
寺務所
所在地:奈良市虚空蔵町46番地